なぜ「英語を話せる人」ほど頭の中で英作文をしないのか?

あなたは英語を話す時、自分が喋りたいことを頭の中で英語に訳しながら口に出していませんか?もしそうなら、そのアプローチは今すぐにやめた方が良いかも知れません。なぜなら、その方法をいくら続けても英語を流暢に喋れるようにはならないから、です。

実は、既に英語をペラペラ話せるようになった日本人の多くは頭の中で英訳しながら英語を話すのではなく、あらかじめ頭の中に入れておいた英語のフレーズをうまく組み合わせて英語を話しています。そう、それはまさに役者が口から出す「自分専用のセリフ」そのものです。

一方で、いつまで経っても英語を上手に話せるようにならない人ほど、頭の中で日本語を英語に訳しながら話すことに固執しています。人によっては、脳内での英作文の時間を限りなく短くすれば、日本語を英語に訳しながら会話することが可能だと本気で信じています(いわゆる「瞬間英作文」ですね)。

しかし、残念ながら「日本語」から「英語」に訳す時間というのは、どんなに「瞬間英作文」を頑張ってもゼロにすることは不可能です。必ず頭の中でウーン、ウーン…と考え込む時間(日本語→英語に訳する時間)がロスタイムとして生じてしまうので、すぐにモゴモゴしてしまい、スムーズな英会話がなかなか出来るようになりません。

「セリフ式」ならリアルタイムで英語が話せるように!

あなたも既に頭の中に入れていた英語のフレーズであれば、何も考えずに英会話の際にパッと口から出せた経験があるのではないでしょうか?当然ですが、これらのフレーズはあらかじめ「セリフ」のように覚えておいたものですから、頭の中での「英作文・翻訳」のための時間はゼロです。

さらに「発音」もあらかじめ十分に練習しておくことが出来るので「ネイティブスピーカーのカッコいい発音」で英語を話せるようになります。あなたの周りにいる英語ペラペラの日本人は、実はこういった【準備】に余念が無いのです。準備をすればするほど、自信をもって堂々と楽しく英語を話せるようになるわけですね。 

そんな「セリフ式」を一冊の教本にまとめました!

■ 英語劇が原点となったセリフ式英語習得法

英会話上達のカギは「自分専用のセリフ」量産にあります。市販の英会話フレーズ集を機械的に暗記しても何となく自分の英語が幼稚・陳腐に感じることがありませんか?

そんな時には自分がまるで英語劇の役者になったかのように「自分専用のセリフ」を作って口から出してみて下さい。ポイントは「オリジナリティ」にあります。あなたは英語で何を相手に話し、伝えたいのでしょうか?そこを明確にすることから始めてみると上手くいきます。(8ページ~)

自分専用のセリフノートを作成することから始めてみましょう。シチュエーションごとに自分の話したいことを「セリフ」として書き出してみて下さい。詳しいやり方と手順は教本で具体的にご紹介しています。

■ 「日常英会話」の本質を知ると気がラクに!

日本語でも英語でも、日常会話で私たちが使っている語句や表現のバリエーション数というものは想像しているよりも、それほど多くありません。同じような定番のセリフの繰り返しで会話というものは成り立っているのです。そこで、まずはそういった「会話の本質」を知り、最低限のトピックとパターンを学んで効率的に会話向けの英語の語句・表現を準備しましょう。(10ページ~)

■ 英語の要素:セリフ、パーツ、フォームとは?

英語を「単語」単位で細かく切り刻むと途端に英語は複雑になり、わかり辛くなるものです。セリフでマスター式英語習得法では「セリフ」「パーツ」「フォーム」という、とてもシンプルな英語の基本構成要素で英語を捉えるのでスピーキングやリスニングが楽になります。書籍ではこれら「セリフ」「パーツ」「フォーム」について詳しく解説させて頂きます。(14ページ~)

■ なぜ今の勉強法では話せるようにならないのか?

同じ日本人であっても、10年、20年、下手すれば30年以上も英語の勉強を続けてサッパリ英語が話せないという人もいれば、後から勉強を始めたような人がたった数ヶ月でペラペラと流暢な英語を話し始める…なんていう理不尽なことが往々にしてあります。

なぜ同じ日本人なのに、そんな【違い】が生じてしまうのでしょうか?それを理解するためには、あなたが今やっている英語の勉強法の誤りや、なぜ多くの日本人がなかなか英語を話せるようにならないのか…その原因をしっかりと知る必要があります。

例えば、欧米人を目の前にすると必要以上に緊張してしまう人がいます。そんな心理面も英語上達に大きな影響を与えることがあるのです。その他、頭の中で英作文をしている、単語や文法ばかり気にしてしまう、話し言葉と書き言葉の違いを意識していない、神経質すぎる等々、日本人が英語を話せない原因について5つの側面から対策・対処法を解説します(22ページ~)

■ テンプレートで自分専用のセリフを量産する方法

英語を話せない人の大半が英語力云々の前に「自分が英語で話したいこと・表現したいこと」を明確に理解していない傾向があります。まずは専用ノートを一冊用意し、書籍に記載のチェックリストを用い、あなたの英会話の内容分析から始めてみて下さい。あなたがなかなか気付かない「英語を話せない意外な原因」がわかるかも知れません。(37ページ~)

英語を話せない人ほど、一から全てを「英作文」をして自分一人の力だけで英語を話そうとしてしまいます。本書では一般的な日常英会話における「定番ラインのテンプレート」を使った自分専用のセリフの想定と作成方法を徹底解説していますので、これらを元に「自分専用のセリフ」をどんどん量産して頂くことが出来るはずです。(40ページ~)

初対面向けのトピック、仕事上の英会話、自己紹介・家族紹介のパターン、日本の伝統・文化・習慣の表し方、趣味や興味・関心のテーマ、世間話やスモールトークのコツ、十八番の笑い話やキラーストーリー、政治・世界情勢などの真面目な話等々の定番トピックについてこれだけはとりあえず押さえておきたいという9つについて解説します。(43ページ~)

■ 発音がわかるとリスニングが出来るようになる理由

英語は「単語」単位で発音を覚えても、実際の英会話ではより大きな英語の構成単位(パーツ)で発音されるため、音が全く変わってしまいます(リンキング等)。「単語」単位でなく「パーツ」単位の発音を知ることで英語が聴き取りやすくなります。(61ページ~)

英語を聴き取れるようになった日本人、特に通訳者が実践している「推測」スキルを用いたリスニング・メソッドを紹介します。聴き取れなかった部分ではなく聴き取れた部分に注力し、全体の内容を再構築・理解する方法をこの機会にぜひ体得して下さい。(76ページ~)

もしかしてあなたは英語を一言一句聞き逃さないような厳密な聴き取り方をしていませんか? 実は、そのディクテーションのような聴き取り方こそが、あなたがいつまで経っても英語を聴き取れない「諸悪の根源」になっている可能性があります。既に英語が聴き取れる人が実践しているパーツ・フォームとの照合プロセスから内容を推測するシンプルな手順についてお話しします。(77ページ~)

着目すべきは「印象に残った語句・表現」にあります。しかし多くの英語学習者はその逆、つまり「聴き取れなかった語句・表現」にばかり気を取られてしまうので、結果として英語を理解することが難しくなる傾向があります。通訳者が実践している「聴き取れた語句・表現から内容を推測し理解する方法」について詳しくお話しします(82ページ~)

英語を聴き取れるようになるためには市販のリスニング教材付属の人工的な英語ではなく、英語圏の人々が日常生活で使っている「生の英語」を聴き取る練習をした方が効果的です。書籍では、YouTube に投稿されている海外の興味深い英語動画を使った楽しいリスニング・トレーニング法をご紹介しています。聴解トレーニングに最適な英語動画の検索方法、聴き取り方のコツと手順、トランスクリプトの入手方法など、これであなたも今すぐに効果的な聴解トレーニングを開始頂くこと出来るでしょう。(97ページ~)

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